やはり昨日の疲れが出てしまったので今日は家で大人しくしていたが、そのせいでネタが無(ry

「結婚記念日、何かほしいものある?」
「……別に何にもいらないわよ」
そう言いながら、目をそらした彼女は、相手をまっすぐ見ながら嘘をつくことができない。
しかし、本音は恥ずかしくて言えない天邪鬼な正直者、といったところか。
「じゃあ、ちょっと高いところで食事とか」
「家で静かにってのもいいんじゃない」
「でも何もないのも寂しいなあ」
「べ、別にいつもよりちょっと凝った料理くらい用意してあげるわよ」
「じゃあやっぱりプレゼント用意しておかないとな」
「いいってば」
「そっちは料理担当、こっちはプレゼント担当。ちょうどいいんじゃない?」
「……」
「で、なに欲しい?」
「……だから、家で静かに、料理食べて、その……ゆっくり……ボソボソ」
「え?」
なぜか耳まで真っ赤にしたまま、口をもごもごと動かして言いよどんでいる。
その後に飛び出したせりふには、さすがに驚かされた。
「……こ、子宝!」
「ぶっ」
思わず噴出してしまった。
「あ、ええと、じゃなくて、あ、な……」
必至に言葉を考えたのだろうが、しばらくは机に突っ伏して笑うしかなかった。
それと同時に、無性に彼女がかわいらしく思えて
(省略されました。続きは各自で想像して下さい。)