人であれ人以外であれ、其れに人間性を見出だそうとするのは結局人である

時は江戸時代。呉服屋の夫婦に依頼を受けた。
誰にも話していないが、夫婦には娘がいた。
しかし物の怪の仕業か何なのか、その娘は産まれて間もなく鼠と化していた。
母親はそんな娘を気味悪がって閉じ込め虐めていたが、父親はそれでも自分の娘だと信じて可愛がっていた。
そこで父親は俺に、娘に人としての意識があるのかどうか確認して欲しいと依頼、これを引き受ける。
早速見てみると、物置のような小部屋に目も毛も真っ赤なハツカネズミがいた。
おそらくこいつだろうと思い、色々話しかけてその反応を見る等してコミュニケーションをとった結果、やはり人の意思を持っていることを確信した。
この結果を夫婦に告げ、どんな姿であれ自分の娘ならば大切にしろと言うと、夫婦共に涙を流した。
それは嬉し涙なのか悲し涙なのか…




という夢を見た。
うーん…最近これ系の作品読んだっけ…?まあ嫌いではないジャンルだ。