空を切り裂く浅葱の円柱 それは永遠に続くらせん

今日は大潟村風力発電の風車を見に行ってきた。
「スパイラルマグナス風車」という画期的な新型風車を秋田の企業が開発して、そのうちの1基が大潟村の道の駅にある*1
従来のものは翼が飛行機と同じ形状のもので、気圧差による揚力で回転する力を得ていた訳だが、
この風車は翼が円柱状になっていて、マグナス効果という現象を使って回転させている。リオn…いや何でもない。
要は野球の変化球と同じ原理で、回転する物体に空気が当たると気圧差が発生し、気圧の低い側に向かって力が働くという現象。
更に円柱に螺旋状(スパイラル)の溝をつけて、効率良く風を受けられるようになっている。つまり烈空斬ですね、わかります。
従来のものよりも小さな風で回転出来るので小型化が可能となり、落雷や鳥の衝突(バードストライク)、高周波・騒音等の危険も減る。
何より今までわざわざ外国から輸入していたものが国内で製産可能になったのは非常に大きい。
そんな秋田の叡知の結晶は、今日は風向きが悪いのかお休み中だった(´・ω・`)
確かに今までのあの圧倒されるような恐怖感は無く、時折弱い風が吹くと少し回っていた。
俺としては大潟村の歴史とかどうでも良いから、もっとこっちの方にも説明文か何か欲しかったんだが…残念ながらただ駐車場の端に風車が設置してあるだけって感じだった。
自然エネルギーが注目されている今こそアピールする好機だと思うんだが、どうにも秋田はそういのが下手っつーか何つーか…
ていうか企業がこんなに頑張って成果上げてんのに、行政は雇用と農業で手一杯*2で全然って…やれやれだぜ。


*1:第一駐車場の南にポツンとある

*2:その二つも大した成果は…ゲフンゲフン