サンタを「特定の人物」ではなく「役職・役割」だと解釈すれば存在するんじゃね?と言ってみる。

昼飯のあんこ入りパスタライスを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「サンタクロースは存在するのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「絶対いるったらいるのっ!」などとトートロジーを並べて可愛く凄んでくる人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。


悪魔の証明」というものがある。
事実の有無に争いがある場合、多くの場合は、
「積極的事実」(ある事実が存在すること)を主張する者に証明をさせるべきであり、
「消極的事実」(ある事実が存在しないこと)を主張する者に証明をさせるのは妥当でない場合が多いということである。


つまり、サンタがいようがいまいが、「サンタは存在しない」ということを証明するのは非常に困難なのである。
それではこの問いはどう解決すれば良いのか?
それは「サンタは存在する」ということを証明すれば良い。
サンタにお手紙を書くことで、返事が来ればすなわち「サンタはいる」はずなのだ。
子供たちが実際に手紙を送ってみたところ、「チクショー、お前の手紙は長すぎだ!」という返事が返ってきた。
よってこのサンタはゆとりかVIPPERであると言える。