セルフはどこ?

中学で執着を捨て諦めを覚える。他人にも物にも興味が無く(というより興味を持つのを避けた)、自己の内面や精神を高めていくことに価値を見出す。
高校で普通やありきたりに反発することを覚える。この場合の普通やありきたりへの反発は不良だったという意味ではなく、『「普通やありきたりへの反発としての不良」という普通でありきたりなこと』への反発をも含むひねくれて一周した真面目さ。あと俗っぽいことへも反発。
大学で少しずつ人間性を獲得し、「人並み」を得る。論理的および批判的な思考という能力を自分の武器に出来るレベルまでに高める。僅かながらの主体性を得たことで自ら考えたり、他人に働きかけたりしようとすることが出来るようになる。自己肯定感。から来る余裕と油断。感情の起伏の幅が大きくなったことによる躁鬱も。


答えの無い問いを考えるのは好きだが、答えを出すのは嫌い。
過程を楽しむのが好きであり、自分自身としての答えを出すのが嫌というのもあるが、他人任せあるいは他人の考えを自分のものにすることで自分の責任を逃れようとする意味も。
考え続けることこそが人間らしさであるという信念から、思考停止だけでなく結論が出ることによる思考終了をも嫌う。
思考し続け固着しないため、逆に気分やテンションにより考え方や価値観が変動し、自己矛盾に苦しむ。柔軟性と一貫性は相容れないのか?