──This story is not finished yet.It is an infinity loop!…ってゲームが違うッ!

AC2を達成率100%までクリアしたので、ようやく次の積みゲーに手を出せるww


という訳で、プリズマティカリゼーションをプレイ開始。
「フラグを使ったパズルゲー」と評されているそうだが、まさにそんな感じ。
一周目は選択肢も何も無く、ただストーリーを眺めるだけ。
主人公は高3の受験生で、幼なじみ…というほど親しくもない近所の娘に誘われ、勉強合宿という名目で避暑地の山荘に行くことになり、そこで色々ある訳だが…
次の日の朝に偶然、不思議な鉱石のようなものを拾ったところで一周目終了。
タイトル画面に戻されたのでとりあえず二周目を始めると…また一周目と同じ一日が始まる。
ただ一つ違うのは、鉱石を最初から所持していること。これで状況の「記録」と「解放」が出来るようになり、延々と循環する一日に変化を起こしていくのがこのゲームの主題。
例えば「鍵が開いている」という状況を記録すると、次の周でその状況が特定の場面で解放され、最初から鍵が開いていたことになっている。
こんな感じで状況の記録・解放を駆使して展開を進めていくことになる。
登場人物は主人公も含めてループに気付いておらず、次の周に入ると記憶は全てリセットされる。引き継げるのは状況の記録だけ(ただし5個まで)。
だから主人公でさえも、たまに違和感を感じつつもループに気付かないまま話が展開していくので、
何もしないといつまでも同じ一日が繰り返されることに。
話を進めるために記録を得る&解放出来る場面に持って行くためには、何周もしなければいけないこともザラなので、結構作業感は強め。
しかも、その周で何も記録・解放を行わない(または行えない)と、所持している記録が全て消えた状態で次の周が始まってしまうので、一つの選択肢のミスが命取り。
色々試して結構進んだ状態の記録を手に入れたのに、それを解放出来る場面が分からないまま進めたら、
案の定何も解放出来ない状態になってしまい、30周近くかかったのに全て水の泡になった時は呆然(゜д゜)
このゲーム、パッケージで普通のヌルいギャルゲーだと思って買った人は悲惨だっただろうな…
5個しか記録出来ないから総当たりも効かないので、どの記録がどの状況に対応しているかを把握しないと進められないし。
まさにパズルゲーと言われる所以だな…


ただ、それを補って余りあるのがテキストの秀逸さ。
主人公がやたら博識で理屈っぽく内向的なので、地の文に独特の趣きがある。
基本的に理詰めで考えるタイプらしく、偏屈ではあるが頭は良い。
まあこの位でないとループからは抜け出せないんだろうけど…
ただ冷静で感情的になることが皆無な反面、女の子(というか人付き合いそのもの)にあまり関心が無いので、
個別ルートに入っても恋愛感情とかそういう要素は期待出来ない…とことんパケ絵詐欺だなwww
個人的には非常に大好きな部類のゲームではあるが。


とりあえず澄香ルートはクリアしたけど、期待を裏切らない面白さだった。特にラストはまさかの展開。
やはりループものは良い…その上主人公のキャラも良いし、完全にハマったわww